何もしない時間に耐えられるか
何かをしなければ。
スペアタイムができてしまったとき、若干の焦りが生まれる。
就業時間中などは最たるもの。
どうしようやることが終わってしまった、困った。
最後にぼーっとしたのはいつだっただろう。
頭のなかをまっ白にして、ただ目を開いている状態。
ずいぶんと過去の話だ。
頭のなかがいつも忙しい。
ずっと会話やコメントで溢れている。
こういう言葉を投げかけたら、こういう態度であんな言葉が返ってきて…
妄想のスイッチは、ひとたびONに入ってしまうと止めるのが難しい。
しかも、内容はたいてい実現しないことだ。
嫌われたり、怒られたり、ミスしたり。
そんな妄想がほとんど。
あとは理想の恋愛とか。
シチュエーションとかね。
もう止まらない。
テーマはいろいろあっても、ほぼほぼ悪い結末になる。
フィクションのはずなのに、バッドエンドを迎えるのはどうしてなんだ。
不毛だ。
切におもう。
生産性がまるでない。
思考の時間を、消化不良物生産に使いたくはないのだ。
妄想する暇を与えないというのが一つの手段だ。
興味を他のことにすぐ移すようにし、気をそらす。
もしくは、本などいつも手元に置いておいて、読みふける。
すぐにはやめられなくても、じぶんにがっかりせずに。
少しずつ、なりたい姿に生活に近づいていこう。
《おしまい》